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到着した夜、観光地ド真ん中のスルタンアフメット地区で、ひとりゴハンを食べようとレストランを物色していた。入り口にあるメニューを見ていると、うしろから「ハロー」と声をかけられる。しつこい客引きだと思って無視したら、実は白人の老夫婦旅行者。
「失礼しました」と話すことになり、なぜか「一緒にゴハン食べましょうよ」と誘われる。ちょっと高めの店っぽいな〜、と思ったけど仕方なく中へ。イギリスから来た夫婦で、自己紹介をしながらゴハンをオーダー。奥さんのアンナはカラマリ(イカのフリット)とハイダリ(ヨーグルトサラダ)、私はカルシュックメゼ(前菜の盛り合わせ)、ご主人のフランクはヴァラクワ(歯が痛くなるくらい甘いトルコのパイ菓子)!? ビールのつまみにヴァラクワって…さすがイギリス人だ。
カラマリは見るからに美味しそうだった。私もいつか魚市場で食べるのだ! メゼの盛り合わせは、ドルマ(ぶどうの葉でピラフを包んで冷やしたもの)とハイダリ。パンをつまみながら、ビールを飲む。
二人は世界中を旅して回っていて、日本にも数度来日、以前はエチオピアに住んでいたこともあるらしい。食べ物に興味があるというと、「エチオピアの食事は面白いわよ。インジェラというクレープみたいな酸っぱい皮を主食にして、手づかみで食べるの」とのこと。うーん、確かに面白そう。
「イギリスには美味しいものある?」と聞くと、「私はイギリス人だけど、イギリスの料理が世界一嫌いよ!」とアンジェラ。フランクは、ひたすらニコニコ笑っている。
食後にアラブコーヒーを飲む。う〜む、かなりパウダリーなのね…。トルコでは、やっぱりチャイが美味しい気がします。
お会計の際、私は本気で払う気満々だったけど「いいのよ」とごちそうしていただいた。ありがたい…。 |
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