スウェーデンを代表する建築家アスプルンド
(Erik Gunnar Asplund 1885-1940)の作品を見てきました。
特に有名建築家の作品を見ずとも、
ストックホルムの街には興味深すぎる古い建築が多々残っているのですが、
それでもやっぱりアスプルンドの作品は際だって素晴らしかった。
何時間でも眺めていられそうな衝撃を受けました。


■ ストックホルム市立図書館
円型の天井を持つ建物で、入り口壁にはアスプルンドによる建築作品である旨が、
でかでかと書かれている。


中に入るといきなりびっくり。
360度のパノラマで広がる書棚!円筒型の理由はコレだったのか!


うわ〜、なんて夢のような図書館なんだ。
吹き抜けになる真ん中のスペースを囲むように、
書棚フロアは3階建てに別れており階段で行き来するようになっている。
天井は高いので、もっと階数を増やすことも可能なはずなのに、
3階でやめなくちゃいけないバランスの理由があったのよねえ。美しい…。
建物をうろうろしながら、「本好きのお父さんを連れてきたいな」と思う。


そうそう。
スウェーデンと言えば「フリーセックス」という認識が未だに強いようですが、
これは「性の倫理観の欠如」という意味だけでなく、
「性教育がオープン」という意味でもあるらしい。
そのきざし(?)のような本を子供向け本ルームで見つけました。


どうも性教育に関する本らしいのですが、
イラスト付きで、かーなーりことこまかに説明されております。汗
右のイラストは「mensfesta=生理のお祭り」。
日本で言えば「お赤飯炊いてお祝い」みたいな話ですかね。


■ 森の葬祭場 skogskykogarden
世界遺産に認定されている墓地。
ちなみにNくんが私とここへ行くと学校の友人に言ったら、
「なんで墓なんて行くの?うちのおじいちゃんもアソコで寝てるわー」と
またしても一笑されたらしい。泣
安藤忠雄もスウェーデンへ来ると必ずここへ立ち寄るそうですよ。


「墓地前」みたいな名前の地下鉄駅を降り、少し歩くと入り口がある。
一本道をてくてくと歩いていくと、いきなりひらけるなだらかな丘!
それをバックに、大きな十字架が立っています。

右手の丘の上には枯れ木がシルエットで写ってるし、
思わず「ヒースクリフ〜!」と嵐が丘ごっこをしたくなる景色でした。


鳥の声しか聞こえないような墓地内の道を、てくてくとひたすら散歩。
きちんと整備されているものの、まさに森のように木が植えてある。
植樹されている幼木も多くて、10年先にはまた違った風景になるんだろうな。
墓石チェック(日本と違っていろんなタイプのものがあって面白い)したり、
自分たちと同世代の人のお墓を見て感慨深くなったり。

 

 

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