海外でいつも欲求不満となるのは、
「市場でどんなに美味しそうな食材があっても料理できないこと」!
ホテル暮らしでは仕方がないのですが、かなり悔しい…。
(ちなみにシリアの港町で台所つきのゲストハウスに泊まったときは、
ひとりで魚料理をつくって隣のシリア人に「生臭いわ!」と怒られたな〜)


ところが今回は、バルセロナに4日間アパートメントを借りました。
もちろんキッチンつき!さらに、食べてくれる人もいる!
さあ、張り切ってサン・ジュゼップ市場へゴー!


驚いたのは、東南アジアの市場に比べて衛生的なこと。
肉がちゃんと冷蔵ショーケースに入ってる!
ギリシャの市場はむき出しだったし、やっぱりアジア寄りだったのかな…。


11月から猟が解禁になるので、
ぶら〜んと吊るされた野うさぎを前に「美味しいよ〜」とお兄さんはニコニコ。
大好きな臓物系も多彩でうっとり。


新鮮な野菜のほか、豆類も豊富。
豆の煮物って大好物なので、乾物ももどしたものも興味深く眺める。


新鮮な魚介、干しだら、卵屋さんなどもズラリ。
いいな〜。うちの近くにもこんな市場があればいいのに!


そして思う存分お買い物。
このときばかりは、ただの酔っぱらいではなく、仕事モードオン!
Nくんにも「仕事してるときの顔を見た!」といわれる。笑
いろいろと周り、戦利品は下記の通り。


大きな米茄子、キノコ2種、葉つきのにんじん、真っ赤な枝付きトマト、いんげん、
レモン、巨大ピメント(辛くない青唐辛子)、かぼちゃ(日本のより水分多い)、
赤カブ、ローズマリー、ミニいちじく。そして、あひる一羽!
「一羽は食べられないよね〜。普通の鶏ならばら売りがあるけど…」と言いつつ、
「やっぱり、せっかくだしあひる!」と丸ごと一羽購入。9ユーロくらいだし。
野菜はこれだけ買っても全部で10数ユーロだったはず、安い〜。


アパートメントに帰って、さっそく調理。
ただ、「…ガスオーブンの使い方がわからん!」
仕方ないのでネットで「オーブンの使いかたを教えてください」というスペイン語を調べ、
それを紙にメモって階下のドアをたたく。
そしてドア越しに、「△□×(どなた?)」
「えーとえーと、コモ・プエード…」と訴えかけると、
「?」と姑&嫁らしきおふたりがでてきてくれた。
メモ紙を見せると「“教える”はわかったけど…この“オーブン”って何?」
という感じだったので、
ずかずかと部屋に入って「コレ!」とガスオーブンを指差す。
すると「あー、わかった!」ということで部屋に来てくれました。ホッ。
そしてNくんには「ホントに執念だね…恐ろしい」とびっくりされる。笑


そして作ったのがコチラ。


あひるに塩コショウ、にんにくのすりおろし、オリーブオイルをたっぷりすりこんで、
4時間くらいおいたものと、たっぷりの野菜のオーブン焼き。


ローズマリーの香りとにんにくが、あひるにぴったり!
オーブンだと、皮はパリパリ、中はしっとりジューシーに焼きあがるのです。


野菜不足なのでロメインレタスと赤カブと山羊の乳のチーズのサラダ。
オリーブオイルとバルサミコ酢と塩コショウで超シンプルな味付け。
それと、胡麻を持ってきていたので、たっぷりのいんげんの胡麻和え。


最後に、二種の野菜とあひるの肝をにんにくで炒めたもの。
うー、シンプルだが旨い!
おかげでビールのほか、キリッと冷えたカヴァを2本開けましたわ〜。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送