イスタンブールのファストフードといえばサバサンド、らしい。ガラタ橋のふもとでは、釣れたばかりのサバを船の上でさばいたり（これはお客さんが来て生で買っていく）、船の上で焼いたり揚げたりしている。それをオニオンスライスと一緒にバゲットではさんで食べるのだ。脂の乗った熱々のサバと、カリカリほわほわのバゲットは意外に良く合う。これを食べながら、橋をわたってヨーロッパサイドまでブラブラするのが楽しかった。
大学の近くにあった人だかりの出来ているスタンドで発見。熱々のイカフライを、カリカリのバゲットにはさんでタルタルソースをかけてくれる。あぶらっこい…けど、うまいよー！ちなみにイカフライのほか、白身魚のフライやムール貝のフライなどもある。
街を歩いてると、小さなウインドウを店頭に置いたユフカ屋さんを見かける。ユフカは、バターたっぷりのパイ生地のような四角く平べったいパン（切り分けて、砂糖などをかけて売る）。そこに、このポアチャも売っている。
なにも入っていないものから、ほうれん草入り、白チーズ入りなど中身はさまざま。けっこうボリュームが合って、一個でおなかいっぱい！朝に買うと、焼きたてが食べられてグー。それにしても小麦粉系、すばらしい。
魚市場などをぶらぶらしていると、良く売っている一口料理。香辛料をたっぷり入れたムール貝のピラフ詰で、レモンを絞って食べる。冷えてるけど、味が濃いのでうまい。「いつ作ったのかな…」とか考えてるとアタル（？）から、えいっと食べるのがコツ。白ワインが合うよ。
● ミディエ・タヴァ（ムール貝のフライ）
これも魚市場。でっかい油鍋で、ガンガン揚げている（タヴァ＝揚げる）。トルコはムール貝が豊富らしく、串刺し一本数十円。熱々揚げたてに、タルタルソースをかけて食べる。ちなみにこの写真では食べ歩き用に1本だけど、その後あまりの美味しさにレストランへフラフラ。ビールと一緒に５本食べた。胸焼け…。
●いつも魚市場にいた猫
トルコもギリシャも猫だらけ。いたるところに猫がいて、その気なれば猫まみれになれる。しかもかわいくて人なつっこいのよー。
ご存知ドンドルマ。びよーんと伸びるのは、球根の成分が入っているかららしい｡食べると冷たいガムみたいで、私はちょっと苦手。この写真は、イスタンブールの繁華街だからパフォーマンスがすごいし値段も高かった。でも、この後行った田舎町では、小さなコーンに地味に乗っけて値段は１／３。子どもたちもいっぱい買ってたよ。
