天ぷら・鰻

だぼ鯊<だぼはぜ>
★★★★
日本橋 

中央区日本橋3−3−14

03-3271-7533
11:00〜14:00、17:00〜21:30(L.O) 
定休:第2・第4日
サクッとかむと、野菜の水分がじゅわーっと出てくる天ぷら。うまひー。
あおりいかの食感が、プリ・プチ・むにゅ。
墨イカもすきだけど、こちらもホントあなどれません。
最後にマスカットの天ぷらが出てきて、サワヤカ。(2001.7)
深町<ふかまち>
★★★★
銀座 

中央区京橋2-5-2

03・5250・8777
11:30〜14:00、17:00〜21:00 
定休:月

山の上ホテルに十数年いたという主人がはじめた天ぷら屋。
白木がスッキリとしていて、油臭さも全くない。
京橋なだけに「出勤前にお客さんと天ぷら」……ってのもOKそうな雰囲気。
夜は8000円と1万円の2コースのみ。
違いはお造りがつくか否かだけらしいので、8000円の方にする。
べつに普通のお造りなんて、天ぷら屋で食べたくないもんなあ。
とりあえず生湯葉を食べながらビールを飲んでいると、
まずはカリカリに揚がった海老の頭から。
後から出てくる海老の身は、周囲が熱々、中心は程良いレアと「さすが」の火加減。
野菜は小タマネギやアスパラ、ふきのとう、筍など春ムード。
天ぷらって、ホント旬のもの食べるのが楽しみだよねー。
魚はメゴチの身がホロホロとして良い。


しかし、この店はやたらに油を変える。
それも有名な話しなんだけど、1時間に1回くらい惜しげもなくざざーっと総取っ替え。
おそらくコレを下請けの業者が買って、
いわゆる弁当屋さんなどのフライに使われるのではないかとは連れの話し。
ところで私たちは食べるのが早い方なのだけど、かなりテンポ良く出てくる。
食べながら山の上時代の話しを聞くと、やはりあそこは上がいる限り、
後輩はいくつになっても揚げられないらしい。
ここの主人は「近藤」の主人と同時代に勤務していたが、
自分は別館勤務だったので揚げられていたとのこと。
ホテルなだけに、宴会での天ぷらも多かったのではと聞くと、やはりアレは後輩が担当。
「鍋から出して5秒以内が勝負でしょうね」という職人なだけに、
宴会天ぷらは天ぷらとは認めずって感じだった。
たしかに宴会のべちゃっとした天ぷらって「出さなきゃ良いのに!」と思うくらい最悪だもんなあ。


ふと、銀座の焼鳥屋「バードランド」でのことを思い出した。
レバーを頼んだときのこと、仕事の電話で私はなんと中座してしまったのだ。
アノ主人のことだから、余熱も含め完璧に計算して出していたはず。
電話から戻ってきて、皿の上にレバーが乗っているのを見た瞬間、
強烈に電話を後悔したのでした……失礼だし、自分も悔しいしねぇ……。


閑話休題。
お次は穴子。寿司ネタの穴子も大好物だけど、天ぷらの穴子もたまらない。
長い一本を鉄箸でザクッと切ってくれて、
ぶわっと湯気が立ち昇るのをハフハフ食べるのが最高。
あ、そういえばココは塩は抹茶塩ではなく普通の塩。
私的には、抹茶塩ってすぐにあきるので二種類用意してくれるのが一番好き。
締めは天茶か天丼か混ぜ寿司(?)。もちろん天茶をオーダー。
小さなかき揚げが乗っていて、しっかりとった出汁と良く合う。
混ぜずしの方は「カシュカシュの『フォワグラのリゾット』と、
『フォワグラとプルーンのテリーヌ』の勝負くらい、天茶にしとけば良かった」だそうです(フレンチの項ににGO!)。
しかし、最初から最後まで揚げに強弱があって、
職人技なのに色っぽいコースを食べたなあという印象。 (2003.2)

あずまや
★★★★
阿佐ヶ谷

阿佐ヶ谷駅南口、コージーコーナーの道を入り、最初の不動産屋の角を曲がる

 
 
 
阿佐ヶ谷の鰻屋。
地元密着系だけど、ちゃんと注文を受けてから焼いてくれる。
うな重は小・中・上とあって、さらに特上などと続くが、
おかしいのは上までの違いは鰻のレベルではなく量の多さなこと。
とりあえず中をオーダー。
昼間からお座敷でのんびり鰻が焼き上がるのを待つというのは、なかなか良いモノです。
ビールを飲みながらお新香をつまんでれば、40分もあっという間。
運ばれてくるうな重は、フタを開ければホワッと焼きたてならではの香り。
まずは山椒なしで……。甘辛いタレも程良くて、火傷しそうに熱い鰻をかきこむ。
よく鰻は、焼いてる香りも味のうちというけど、まさにその通りだよねえ。
山椒をパパッとふって、今度はこの香りを楽しみつつ、さらに肝吸いを飲む。あああー、幸せ!
鰻屋に来るといつも思うのは「京都の原了郭の山椒をかけたいなあ〜」ってこと。
絶対数倍おいしくなりそう。今度は持ち込むぞー! (2003.2)
宮川本廛
★★★★
築地

中央区築地1-4-6
03-3541-1292
土曜定休

明治26年創業の老舗ウナギ屋。
店構えはコンクリだけど、高級感があって雰囲気良いです。
3階の個室へ通され、かなり優雅な気分。おほほー。
よく冷えたビールを飲みながらオーダーを決める。
さんざん迷った末、おつまみは「もずく」と「う巻き」。
鶏わさとかも食べたかったけど売り切れでだった…。
そして鰻重は(イ)〜(ニ)までランクがある中の(ハ)3650円!
もちろん肝吸いもつける。せっかく来たなら美味しいものを食べたいもんね。
実は小ぶりのウナギをたくさん乗せた「いかだ丼」というのが美味しいらしい。
次はそれを食べようっと。でも4200円!おとな価格…。


もずくは、細いけどかなり歯ごたえがある。酸っぱすぎない酢が良い感じ。
ちょこんと上に乗ったとろろも、箸でつまめるほど濃いよー
そして、やたらに美味しかったのが「う巻き」!!
いま思い出してもヨダレが…。しっとりふんわりした上品な甘さの出し巻きに、
これまた香ばしくやわらかく焼かれた鰻が巻かれている。
もちろんウナギから焼いていて、できたてアツアツですよ。
それに冷たいビール。たまらん…。うぅ。


店に入って1時間ほど経った頃、おもむろに鰻重の登場。
ふたを開けると、ふわっとタレの香り。お、美味しそう〜。
ふんわり柔らかいウナギは脂がのっていて、甘辛いタレとぴったり。
そこに香りの良い山椒をかけてバクバク食べる。
肝吸いは口中の脂が適度に流されてスッキリするし、素晴らしい組み合わせだよね。
おなかいっぱい食べて、ふたりで11000円くらい?
ちょっとリッチなランチだけど、コストパフォーマンスを考えれば高くない。
というか、飲みに行ったと思えば安いよなあ。
(2004.8)

寿々喜(すずき)
★★★
神保町

千代田区神田小川町3-3 B1
03-3291-4780
土・日・祝

会社の目の前にある鰻屋。
1500円でうな重ランチが食べられるので重宝してます。
コンクリートのビル地下にあって、
昼間からビール飲んだりしてる金持ち風のおじ様方がいっぱい…。
肝心の鰻はやわらかめで、ちょっと甘いタレがたっぷり!
ごはんの量も多いので、かなりおなかっぱいになります。
お吸い物は、肝吸いじゃないけどさすがに1500円でそりゃムリかー。

満じま
★★★
千住

足立区千住仲町40-1
03-3888-4411

オススメのポイントは、風情ある建物…のハズがっ。
今は改装されていてすっかりキレイになビルとなっております。
聞くと、去年の7月に建て直したらしい。残念……。
私はその頃の店を見たことがないのですが、
教えてくれた人によると大層素晴らしかったらしい。崩れ落ちそうで。


鰻を焼く店主のおじいさんは変わっていなかったようなので、
気を取り直して注文。
まずは「煮こごり」と「鰻の肝焼き」でビールを呑む。
肝焼き、ふっくらしてて美味いよ〜!! 鰻もかなり期待できそうです。
ちなみに「煮こごり」は冬限定メニューなのですが、
その理由を聞くと単に気温の問題らしい。
なるべくゼラチンを入れずに固めたいので、
その量を最小限に抑えられるのは冬だけとか。なるほど。


今日はハシゴする気満々なので、鰻重のごはんは半分でオーダー。
そんなことができるとは知りませんでしたが……なるほど。
鰻は注文を受けてからさばかれ、じっくりと炭火で焼かれている。
やってきた鰻重のフタをあけると、ふわっと良い香り。あー、鰻!!
やわらかいのにむっちりした食感で、さすがの美味しさ。
適度にのった脂と、伝統の甘辛いタレが素晴らしく合うよ!
かといって、蒲焼きだけじゃ美味しくないのよね。やっぱゴハンがないと。
さっぱりした塩気の漬け物を食べつつ、ビールを呑む。(2005.3)

今荘
★★★
神保町

千代田区神田神保町3-15
03-3263-3061

木造モルタルの素敵な佇まい。見るからに好きそうなお店ですよ!
「うーなーぎ、うーなーぎ」とつぶやきつつ1人で中に入る。
程良く古びたカウンターと座敷があって、これまた風情ありすぎの店内。
座敷口で靴を脱ぐ際、シオリのような紙に自分の名前を書いて靴に入れる。
まあ、混雑時だけでよいのだと思うけど…。
昼間のメニューは「鰻重」1800円のみ。肝吸い付き。
やわらかく仕上げられた鰻は美味しいです。
ただ好みとしては、ゴハンはもう少し固くても良い気がする。
お漬け物もタクアンじゃなくてキュウリとか茄子の浅漬けとかがいいな…
とはいえ、あまりにも座敷の雰囲気が良いので全部許す!!

山の上
★★★
神田

山の上ホテル内

神田・山の上ホテルの天ぷらと言えば、
今をときめく天ぷら屋(「近藤」「深町」…)主人たちの、
修行場だったこととして知られる天ぷら登竜門店。
「近藤」も「深町」も「天ぷらは技術なのね」と教えてくれる繊細なお店です。
初めて食べたときは、食材と揚げ方の組み合わせのバリエの豊富さに驚いた。
この食材にはこの衣の薄さで、この揚げ具合とか。
衣の材料を変えているわけではないのに、微妙な加減で全く違うものになる。
天ぷらほど真剣にカウンターに座って(専門店でテーブルに座るってありえん!)、
即食べなきゃいけない料理ってないのでは? 
そういえば「深町」主人に山の上時代の話を聞いたが、
上がいなくなるまで揚げ場には立てないとか含めて完全に職人の世界らしい。


ビールでカンパイした後、主人にお任せ&リクエストでどんどん揚げてもらう。
まずは活海老の頭だけを粉だけつけてカリッと揚げたモノ、続いて身の部分。
頭を食べると、「あー、これからフルで天ぷら食べるぞ!」という気になるね。
活海老の身は、もちろんしっとりジューシーで半生、衣がフワサク!!
春野菜が美味しいというので、そのへんを中心にお願いした。以下羅列。
茗荷、ミニタマネギ、小茄子、タケノコの穂先(木の芽がはさんである)、
山菜もろもろ、レンコン、アスパラなどなど。
薄い薄い透けるような衣から、ふんわり厚めにつけられた衣などいろいろ。
噛むと野菜の水分(not油!)がじゅわっとひろがる。
2種の油鍋を、素材によって使い分けているので、
香ばしいゴマ油の香りがするものと、素材の香りだけがするものがあります。
野菜以外は、ち鮎、白魚、めごち、ハマグリ、生ウニ…。
ち鮎は、身がほろっと崩れて苦いはらわたが旨い!
めごちの白身も最高。生ウニはもちろん半生。
シメは口鮎とうるかで冷や酒を呑みました。至福過ぎるわ。


これだけ食べても、店にいたのは2時間半くらい。
揚がったそばから、「1秒でも早く口に!(余熱で火の通りが変わるから)」
とガンガン食べるのであまり時間がかからないのだ。
あ、ホントのシメのごはんものは「そら豆の混ぜごはん」(他の呼び名があった)。
そら豆の天ぷらを軽く刻んで、白いご飯に混ぜたモノ。
それと赤だし、お漬け物、抹茶のアイスクリーム。

いろは亭
★★★
中野

中野区中野5-47-4
03-3387-4487
無休

鰻串「川次郎」に行こうと思ったらいっぱいだったので、
そこから歩いて5分の鰻とスッポンの店「いろは亭」へ。
以前、ここでスッポンを食べて鼻血が出た覚えが…。笑
鰻にスッポンって、この店の迷いのなさもすごいですけどね。ははは。
黒ビールを呑みつつ、「鰻串盛り合わせ」(肝、串巻、ひれ、白ばら、短尺)を
1人前ずつ食べる。それと野菜串。
やっぱ肝が苦くて好きだなー。黒ビールが合います。
それと、サッパリした「うざく」を気に入ってしまった。
普通と比べてかなりざぶざぶと汁に漬かっていて、酸味が少ない。(2005.6)

今丁
★★★

大森

東京都大田区大森(幼稚園付きカトリック教会のそば)

「青物横丁の鰻串屋「丸富」の姉妹店が大森にあるらしい」ということから、
そのウワサの鰻串屋「今丁」へ行く。
一見、普通のお店なのですが、たしかによく見ると串がある!
ウーロンハイを呑みつつ、ひれ・肝などをつまむ。わーい。
それと、う巻き、おしんこ。(2005.6)

かぶと
★★

新宿

新宿 思い出横町内

なにはともあれ風情が最高。
カウンターの丸椅子に座ると、屋台でもないのに背中はもう外だ。
崩れ落ちそうな屋根と柱はあるが、客席の方には扉がないんですねー。
カウンター内では白割烹着の主人がサクサクと鰻串を焼き、
酔っぱらい客を巧みなトークであしらいつつさばいております。
焼き台の上にある、炭と脂でものすごいビジュアルになった電気傘がステキ。
黒ビールでカンパイして、頼んでもらった「ひととおり」を待つ。
えり(頭)、ヒレ、キモ、一口。
ちなみにレバーは、夕方前にはなくなってしまうらしい。残念なり。
焼酎は、もちろんキンミヤですよ。
冷えたのをコップについでもらい、テーブルにある梅エキスを足して飲みます。
あー、んまい。このお店、まだ明るい夕方とか気持ちいいだろうなあ。(2005.6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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