寿司

たなか<たなか>
★★★★
西荻窪

杉並区西荻南2-6-3

03-3335-3777
17:00〜23:00
定休:月

西荻の高級住宅街にひっそりとあるコンクリートの建物。
もちろんわざとだろうけど、あれじゃわかんないって!という超さりげない外観。
実際、一度通り過ぎてしまった…。
紺ののれんがシャープで、店内もビシッと白木のカウンターが美しい。
ちなみにわかりにくいとはいえ、通いまくる寿司好き地元民のおかげで、
予約なしの入店は難しいので注意。
親方(細身でサブちゃんみたいな短髪の親方。若そうに見えるけど、
実際はバリバリの40代だよなあ??)を中心に、
弟子がシャキシャキと気持ちよく働いていて、イイ意味で緊張感のある雰囲気。
よーし!食べるぞお!という気になるんだよねえ。
この日の握りのヒットは、鰺とアナゴと焼きアワビ!! 
小さめに握られる握りは全てピカピカと光り輝いているんだけど、
特に鰺の美しさは感動的だった。
程良くあぶらののった鰺が、シャリとほろほろ溶けて最高ですわ〜。
あなごは、塩とタレ2バージョン。
たまにこういう店あるけど、単に「味付け変えましたー」ってだけの店が多いなか、
ここは別種の魚のような違いが。
焼きあわびも、「煮あわびが一番美味しいよなあ」という認識をくつがえす美味しさ。
刺身のあわびって、中途半端に固いし、やわらかくても煮あわびにはかなわないと思ってたんですが。
さっと炙ることで風味が増して激うま。ううーん。
各種寿司ネタは、そんなに変わった種類ではないはずなのにきっちり美味しい。
伝統の技は完璧に抑えつつ、新しい!感動する寿司!(2001.4)

 

また行っちゃった。
何度目かなので、美味しさの感動は少しグレードダウンしたかな?
つまみで、やたらに刺身を切る店は好きじゃない(生の魚は握りで食べたい!!)のに、
この日は残念ながら出過ぎ。
握りを食べる前に刺身を食べ過ぎて、食欲が沸き立たなかった。
でも全体的には相変わらず良い。
さよりの皮だけをくるくるっと竹串に巻いて、あぶったやつも美味しかったしねえ。
あ、あとここのビールグラスが大好き。
激薄グラス好きの私としては、持って帰りたいくらいのすばらしさ!! (2002.4)

 

なんだかんだ言って、通ってます。
昨年「刺身は少な目に」とひとこと言ったことで、
安定した「たなかライフ」がおくれているかも…。
本日のヒットは、煮蛸。
目の前のショーケースに入っていて、気になるので少し切ってもらった。
かなり茶色く煮込まれているが、この店が身を固くするわけないし……ってことは、
かなり柔らかくて味が染みまくってるってことじゃないの?という読み。
前菜でホタルイカ煮が出ていて「味がかぶるかな?」と心配したが思いきって! 
するとこれが大正解で、さすがいそうカンタンにはかぶらせないことが、
技術の証拠なんだなあと感心でした。歯ごたえが全然違う。
蛸は「シコッ」と程良い肉厚な弾力があり、イカは煮てもコリコリしたかんじ。
イカの種類で言えば、墨イカとヤリイカの歯ごたえの違いでしょうか。
この日は、初めてたなかを訪れた以来の「おいしいなあ〜」 という日で大満足。
ナニ食べても「んあー、美味しい」でした。塩あなごもタレあなごもとろける。
そして相変わらずのケーキのような卵焼きも、久々にカンゲキ。
赤貝とか最高でした。隣の人がお土産にしていた太巻きまで食べ尽くしたい一日。 (2003.3)

久々のたなか。
こぢんまりした店内は板さん+若い衆2〜3人で切り盛りされ、
満席の客をカンペキにフォローできる絶妙な規模。
白木のカウンターの前には、氷を置いたショーケースがあり、
これまた美味しそうなネタがズラリと並んでいる。
「お寿司をちゃんと食べたいので、刺身は少な目で」とリクエスト。
すると、きちっとしてるけど人当たりの良い板さんが、
「わかりましたっ」と答えてくれた。
突き出しの青菜のおひたしを食べながら、
唇が切れそうなほど薄いグラス(超好み)でエビスビールを飲む。
つまみはスズキの薄造りからスタート。湯引きした皮もちゃんと別添え。
酸味が抑えめの香り良いポン酢につけて食べる。
歯ごたえがあって、かみしめるごとに魚自体の味がじわっと!
次は太刀魚の塩焼き。すだちを絞って食べるのだけど、
これまた身がふんわり。振り塩も甘みがある。
ほかのひとは蛸のやわらかそうな煮物などを食べていたが、
私たちはさっそく寿司にいってもらった。
スズキ、鰺、小柱、中トロ、うに、えんがわ、赤身、白いか、
しゃこ、光り物、海老などなど…。
とにかくもー、すべての寿司が光り輝いている。
ひとつひとつのネタにきっちりと仕事がされていて、
口に入れるごとに「う、うまーい!」と身もだえてしまうのよ。
もちろん醤油はいっさい付ける必要あるわけない。
さっぱりした冷や酒に切り替え、いざ寿司へ!
うには、口に入れると香りだけを残して舌の上でサラリと溶け、
塩で食べる白いかは、歯ごたえがあるのにねっとりとした食感。
えんがわの残りの部分は更にカリカリに焼いてくれて、
美味しいからココを食べるんだ!という理由に叶ったサーブ。
はねる海老は、赤くなるまであぶって皮をむいてからにぎり、
煮きり醤油をはけでさっと塗って出す。ピカピカだー。
そして今日、ホントにおいしかったのはシャコ。
さすが旬だけあって、ふわふわ!こんなに美味しいシャコ初めて!
聞くと、今年の旬は早かったのでそろそろ終わりの時期らしい。
「間に合って良かったですね」と言われる。
そして、ここに来たら絶対食べなきゃの穴子!
塩バージョンとツメバージョンと2種類出てくる。
これがホント、舌にのせるだけでほろっとくずれるのよ。
ほわほわなのにジューシーで、気絶しそうな美味しさです。
さんざん食べまくり、シメは水茄子の浅漬けと卵焼き。
卵焼きは、出し巻きとすりみ入りの2種類あって、どちらも良い。
色も食感も味も全く別物だしね。
アラ入りの上品な吸い物を飲んで、お茶をすすって大満足。
ああ、美味しいもの食べるのって幸せだなあ。
…はっ、集中しすぎて写真とるの忘れたよ。ま、いっか。
ちなみにお会計は二人で21000円。
安い!この感動のためなら明日も頑張って働くさ!!(2004.10)

本日は大学の友人3人と女ばかりで来てみた。初座敷。
ビールを飲みつつ、おつまみからスタート。
ひらめのお刺身。甘くてねっとり。湯引きにした皮はコリコリ。
イクラの醤油漬け。濃厚だけど、まったくしょっぱくない…日本酒!日本酒!
太刀魚の塩焼き。身が、ふかふかしっとりー!
あまりの美味しさに無言になる4人。まだお寿司までいってませんよ。
お座敷なので、お皿に盛られて運ばれてくる。これまた盛りつけも美しい。
コハダ・赤貝・シャコ・トロ、いか、サバなどなど。
まったく水っぽくないシャコ、赤貝もやわらかくて歯ごたえ最高。
いかも、サクッと歯ごたえがあるのにねっとりしてます。
かんぴょう巻きは、Aちゃんのリクエストで入れてもらった。
卵焼きは2種。出し巻きと伊達巻きで、味も食感も違ってて美味しい。
「まだまだ食べるぞー!」ってかんじ?お椀も出汁の香りがスバラシイ!!
そして、ここに来たら絶対食べなきゃの穴子!
口に入れるだけでほろほろと崩れる、やわらかい穴子が塩バージョンと
ツメバージョンで出てくるの!ああー、美味いよー!
「まだいけますかー」と、相変わらずキリッとしてて素敵な板長さん。
も、もう2〜3巻お願いします!
すると赤身、鰯、そして甘エビがきたよ。きゃ〜。
鰯は脂がのってるのに、キチンと仕事がしてあるからサッパリした後味。
甘エビは緑色の卵がたっぷり乗ってます。またしても無言の4人…。
ちなみに、この甘海老の頭は塩焼きにして後で出てくる。パリパリ&ねっとり。
これだけ食べまくり、ビールやら日本酒(新亀!)を飲んで1万円いかず。
毎回11000円くらいな気がしていたので、ちょっとびっくり。
ってか、この満足度で1万いかないなんて…CP良すぎ(泣)。

いそ勘<いそかん>
★★★
下高井戸

世田谷区松原 2-13-10

03-3322-4044

11:00 〜 14:00  16:30 〜 23:00

休:月
ワイワイ混んでる寿司屋さん。
気軽に入れる感じだが、レベルは高い。
つまみに刺身を出しすぎるところは好きじゃない(刺身は、その後のにぎりで楽しみたい!)
けど、ここはバランス良かった。
トイレに行こうと思ったら、全く同じつくりのカウンター一式が鏡のようにもう一つあって、
同じように混んでいてビックリ。(2002.1)
寿司昌<すしまさ>
神保町

 

 

 

 
つまみの一品目がキレイだったので期待したけど、実はそれほど美味しくないことがすぐ判明。
やはり感動がないんだよね。
決して不味くないし、つまみにしても変わったことをしていたりするんだけど、
美味しさへの必然をかんじなくて感動しない。残念。(2002.3)
鮨処すずき
★★★★
板橋

板橋区南町34-7

03-3973-0914

12:30〜15:00 17:00〜23:00

定休:木
「すごい店だから!日本一だから!」と連れて行かれた店。
池袋からタクシーで10分くらい。ものすごい場所にある。
確かに初っぱなからすごい!とりあえずホタルイカのたれ漬け。うまっ。
その後出てくるつまみもいちいちおいしい。からすみも自家製だって。固くて濃い!
飲んでるものによってつまみを変えてくれる。
お寿司になっても、いちいち仕事がすばらしいよー。もう感激。
サヨリの飾りは何十種類もできるらしい。美しすぎる!
とにかくこの店は、主人とおかみがしゃべるしゃべる。
「ウチの父ちゃん日本一」ってずーっと言ってる(笑)。
でも確かに日本一かも!
『たなか』もおいしいけど、ここに比べると「若い」ことがよくわかる。
すばらしい。
あ、そういえばカリフォルニアロールを発明したのは、
なんとここの主人がらしいです。有力な話。(2002.5)
新富
★★★
初台

 

 

 

 
銀座の新富ではなくて、新宿の新富(笑)。超庶民的な店構え。
でもここの前主人は昔、伝説的な職人だったらしい…… !?
店に入ってカウンターに座り、ネタケースを見るとちょっと愕然。
うーん……めちゃ普通そうなネタばっかり。
並んでる札をみても、変わった物はなさそうだし、ちょっと失敗したかな?と思う。
「何から?」と聞かれ、おつまみからかなーと思ったけど「刺身からにしますか?」と聞かれたので刺身しかないなら……と、いきなり握ってもらう。
ところが!これがビックリ!普通のもののハズなのに、妙においしい!
蛸もうすーくひいてあって、こりこりしてるのにしっとり。ううーむ、フシギだ。
これまでお寿司って、(1)ネタ自体がかなり良いもので、おいしい
(仙台の簑寿司みたいに例外もある。二人で4万5千円であのまずさは犯罪的!)
(2)仕事がかなりしてあっておいしい
の2種類だと思ってたけど、新展開かもしれない。
すみいかサイコー。もんごうとか全三種あったらしい。コリコリとムチムチとその間。
穴子もほんわり。塩穴子があればさらにいいのにな。
すべてのネタが、普通のものなのにキラキラしてるってものすごい。これぞワザ!?
日本酒も「酔鯨」とか置いててポイント高いです。
そして、振り返ってよく見ると、本日のおつまみみたいのがちゃんとあった。
ほたるいかの沖漬けで日本酒。サイコー。(2002.6)
いずみ
★★★★
下目黒

目黒区下目黒6-6-9

03-3793-9150

12:00〜14:00 17:30〜21:00

火曜不定休

いやはや、「すずき」以来の寿司ショック!
場所は目黒の駅からタクシーで行く距離。入り口には「準備中」の看板。
要予約のため、「営業中」になったことはないらしい。
入ると坊主のご主人がカウンターにいて「ようこそ」と迎えてくれる。
すでにキャラの濃さがプンプンと…。


嫌いな物は特になく、珍味系が大好きと伝えると、出てくる出てくる!
速攻でビールから日本酒(おまかせで合うものを出してもらう)に切り替える。
すべて手作り。異常な手間のかけ方をした珍味のオンパレード。
風干ししてカラッとあげたハゼの頭、などから始まり、この日酒盗だけで3〜4種。
しかも「あなごの酒盗」など食べたことないものばかり…めちゃうま。
聞くと、塩からだけで常に100種ほどはつくっているらしい。
しそを織り交ぜた極細のつまは、シャキシャキで透明。
はしやすめのかんぴょうも、まったくすじがなく、やわらかくやさしく甘い。
途中には「秋だから」と、たちうおでフランス産チーズなどをまいて、
ワインと日本酒で蒸したものなども織り交ぜる。
とにかく出てくる物すべてキッチリと、それでいて独創性のある仕事をしているため、
次に出てくるものが楽しみ。


びっくりしたのは、からすみ!
普通のものよりもやや薄目のオレンジ色。周囲は皮一枚という感じでしっかりしてるのに
中は完全にチーズのような食感! 
やわらかくねっとりからみつく濃厚さがたまらない。
隣の席の女性は、3回おかわりしてたけど気持ちはわかる。
季節によってできるものが違うらしい。みそ漬けの季節も来たい〜!!
ちなみに主人は終始一貫してしゃべりまくる。
説明をしながらきちんと気を配るけど、完全にショータイムだったね。食べさせ方が上手。
えらいなあと思ったのは、試作品を出してくれた時のこと。
白子を揚げて、カレー粉と漢方薬につけたものだったけど
「白子の良さが出ていない。中がレアならもっと美味しい」と指摘された時に
「そうだな。改善の余地ありだな」とすっぱり認めたこと。
かえってプライドのある職人さんだと思えて素敵。


まだ寿司を食べてないのに、すでに満足感(オナカがいっぱいというより、気持ち的に)
しかしここからも剛速急。
その場でしめて、軽く表面をあぶってあらいにした伊勢海老、白子焼き、キスの柚子洗い、
マグロのづけ、煮ハマグリ、穴子(しかもこの二つはそれぞれツメがちがう!
やわらかくて最高。煮方の技術を感じた。)…あー、溶ける!! 
すごかったのは、異様に細かな霜降り極上のピンクの大トロをあぶり、
さらに松茸のあぶりを重ねて、タレをかけた寿司。もう!暴力的なおいしさ!!
いや〜、原価がどうこうという前に、考えるのがスゴイよ、ホント…。
そうとう堪能して二人で3万5000円。
コストパフォーマンスを考えれば妥当!?
帰り際も、オナカはいっぱいなのに、ショーケースに食べてないものがわんさと。
さらに十数個有るという冷蔵庫にはもっとお宝が眠っているらしい…また来たい!!


ちなみにこの日、「おみやげ」を購入。
なんと直径15センチもあろうかという太巻き寿司!一口じゃ絶対に無理。
この店の美味しいものが、これでもか!と詰め込まれており、超贅沢な太巻きです。
お土産をくれるなら、みなさんぜひコレで!
(2002.10)

ふじ
★★★
神楽坂

新宿区築土町3-14-1

03-5261-8047

 

 
カウンターにショーケースがないので、一瞬、和食屋さんかと思う店のつくり。
まずは貝柱のごま和えが出てくる。さっぱりした果実が入ってた。
その後も刺身や椀物が普通に出てくる。ふぐが出て、もうそんな季節か〜と、やや感慨深い。
もずくの上にうにや、まったりしたソースがかかったものは美味しかったなあ。
ここまでで、わりとオナカいっぱいかな?という品数を経て寿司へ。
木箱に入ったネタを冷蔵庫から出してカウンターに並べる。
これが、なかなか美味しそうなものばかり。赤貝やさばから握ってもらう。
美味しかったのはボタンエビと、穴子かな。
ボタンエビは口の中でどろ〜んと拡がるのが楽しすぎる。
トロとかは脂の入り方が荒くていまいち。
穴子はとろとろの状態まで蒸し煮してあぶってあり、口に入れるとほろほろとろんってかんじ。
げそは、あぶるタイミングがばっちりで、レア状態がちょうど良い。
これで「バニラアイスにあんこ」っていう凡庸なデザートじゃなき良いのだけどねえ。
でも美味しかった!(2002.10)
乃池
★★★
千駄木

台東区谷中3-2-3 
03-3821-3922 

穴子寿司の名店。11時の開店と同時に行くくらいがちょうどイイ。
すんなり入れたのでラッキーだな。奥のテーブル席で一息。
まずは瓶ビールと「穴子の肝煮」「枝豆入り白和え」を頼む。
穴子は甘辛く煮付けてあって、ビールがすすむ…
白和えもしとりしてて、とても美味しいです。
ふたりで3人前の穴子寿司を頼む。


まずは一人前ずつなんですが……、もう信じがたいツヤ!
悩殺も良いところのフォトジェニックな穴子寿司がどーんとやってくる。
(要・日記ページ写真!2005.3.19付け)
一人前8かんのにぎり寿司で、ネタはすべて穴子。ううーん。
「おおー!」と食べてみると、これまた無言になるほど美味しい。
ふっくらやわらかい身に、甘辛いツメがさっとぬってあります。
口に入れるとほろほろっと崩れるすし飯と、その穴子が絶妙のバランス。
あああー、美味しいもの食べるのって幸せ!!! 
冷酒の「黒龍」をちょっと呑む。(2005.3)

旬菜寿司割烹 二色
★★★
神保町

千代田区神田錦町3-28
03-3292-5940

学士会館内にあるお鮨屋さん。
新しく作り直したらしくて、すっきり明るく美しい店内。
会館内にあるほかの店(洋食とか中華とか)が、
昔からの建物をいかした作りなだけにもったいないかなーとも思う。
にぎりもあるけど、ランチはちらし寿司がオススメです。1200円。
夜は、コース料理もあり。
学士会館だけに、これまた年齢層高いですよ!
おじいちゃんばっかり…。


店内にあるらしい生簀から出した活イカが美味しい。
イカは種類によってまったく歯ごたえが違うので、
寿司屋で食べ比べるのが私は大好き!
ここでも数種のイカを出してもらって、
水イカやスミイカを食べまくる。うめー。
佐賀牛とか寿司に関係ないものもコースには組み込まれてるので、
寿司だけ食べたいときには単品注文のほうが良いかも。
まあ夜に自腹で行く店ではないので、コースが無難という気もするが?(2005.4)

鮨文
★★★
築地

築地場内

朝の8時半から「おまかせコース」3500円!
天然真鯛の白身、プリプリの赤貝や海老、旬のほたるいか(酢味噌)、
これぞ場内!な赤身・中トロ・大トロ、手作りの玉子焼き…
でも、あまりにも美味しかったのは、てんこ盛りの生ウニ!
なんて濃厚なのかしら。なんつーか、粒がみっちりしててねっとりした舌触り。
そして口に入れるととろける、ふっくらやわらかな穴子! うあ〜、んまーい!!!
しじみの味噌汁を飲みつつ、朝っぱらから至福の時を過ごす。

すし匠 はな家与兵衛
★★★
四ッ谷

新宿区四谷1-11
03-3351-6387
無休?

門構えからして「美味しいもの食べられそうだ〜」とワクワク。
店内に入れば美しい白木のカウンター。
その上に並ぶ白木のネタケースには美味しそうなものがいっぱい!
もちろんすべて主人のおまかせでお願いする。よっしゃ、食べるぞー!


まずはビールでカンパイしつつ、おつまみ。
やわらかい生わかめ、海ぶどうなどを特製のポン酢(なぜか透明)で食べる。
あさりと長ネギを軽く炒めた(?)ものを少々つまみつつ、
出てきたのは、だしに漬かった生ウニ。んあー、すんごい旨い!!
飲み込んだ後も、旨みが口中にひろがっております……
これは日本酒でしょー、と速攻でオススメの冷酒へ。


お刺身はまこがれい。
朝じめのモノが、そろそろ味が出てくる時間らしい。歯ごたえ最高。
「エンガワは、あとで炙ってにぎりますからねー」だって。
小さないかめし、ち鮎(旬だね〜)と続き、冷酒が止まらん。
それとイワシでキュウリの千切りを巻いて、海苔巻きにしたものとか。
あげまき貝(先日、白金の「福わうち」でも食べました。
この醤油焼きが一番美味しい食べ方なのかな?)も身がぷりぷり。
ここから、ちょこちょことと寿司が入ってくる。
肉厚の鰺や、海老におぼろをまぶしたもの。ぐあー、旨い!
シャリはふわっとしてて、ネタはもちろんスバラシイ仕事入り。
もう、ひとつひとつの寿司が光り輝いてますよ!


ココは、おつまみを混ぜつつ握るという展開の店らしく、
寿司の合間に少しずつまたおいしいものが…。
昆布じめ、ホッキ貝を半生にあぶったもの(やわらかーい!唐辛子を、
ぱらっとかけてある)など。
そして煮はまぐりの握り。じっくりやわらかく煮あげていて味わい深く、
ツメも素晴らしい。コレもう1個食べたーい!
穴子のキモを串焼きにしたのは、まったく苦みのない上品な味。でも濃厚。
そしてとろけるような生牡蠣の握りは、ふわっと柚子の香りがする。
さきほどのカレイの縁側も、軽くあぶって軍艦の握りに。
ほどよい脂がたまらんのう。


そして さっき食べた海老とは違う種類の海老の握り。
これも軽く半生にあぶってあって、香ばしさと甘みがアップ。
2種のウニの食べ比べをしたら、歯触りも味も全く違う。
ううう。泣きそうになるくらい美味しいんですけど!
やわらかくシコシコの煮あわびの握りは肝ソース乗せです。
それと貝柱の軍艦、おぼろのせ握り。
ああ、この店は、とんでもなく海苔がおいしい。


そして、本日一番感動したのはコレ。
アンキモの握り!
シャリは赤米、アンキモの上にスイカの奈良漬けを薄くスライスしたものが
乗っている。それを海苔でくるっと巻いてあるの。
こーれーが、もう! ホントに無言になる。
創作寿司云々とかしゃらくさいものが流行ってるけど、
基本がカンペキな職人がやると、こうも美しくスバラシイモノになるのか!
濃厚なアンキモとスイカの奈良漬けのバランスが絶妙。
そして赤米の独特の風味があいまって、体が溶けるかと思いました、ホント。


あと本日、昇天させられたのは穴子。
塩バージョンとツメバージョンが2種出てくるのは基本として、
私のこれまでのベスト1穴子寿司「たなか」に匹敵するすごさ。
というか、塩穴子のタイプが全然違う。
「たなか」は表面もふわふわしてて口に入れるとふんわり溶けるタイプ。
でも、ここは表面がパンパンに張っていて、
かむことで身と脂が弾け出るというか…ああ、いずれにせよたまらん。
ツメバージョンももちろん素晴らしいけど、塩にやられた!
そういえば、本日はマグロ系をまったく食べてない!
でももう入らないよ〜ということで、玉子焼き。
だしまきバージョンと、海老すり身入りの玉子焼きバージョン。
まるでケーキのような舌触りに酔いしれつつお茶。
あー、食った食った。
ちなみに写真におさめきれませんでしたが、
蛸をやわらかく煮て塩で食べるおつまみとかも美味しかったな〜。(2005.6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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