レストランだらけの香港。何から食べて良いのか迷う!
とはいえ、ひとりで行けるお店は限られてるわけですよ。
さすがにフルコースとかは無理だしねえ。
でも、ひとりでも楽しめるお店は探せばたくさんあった。
麺粥屋、チャーシュー屋、定食屋などなど、メニューも豊富なので楽しいぞー。
■モツ煮麺(250円)、油菜(180円)
地元の人と湯気であふれる麺粥食堂に入ってみた。
それにしても、メニュー(壁に貼られた蛍光色の札)が全くわからない……
なんとなく「麺」と書いてあるところから「コレ」と指さしで頼む。
すると、モツが乗ったアツアツの汁麺が登場。
コクのあるスープに、しこしこした中華麺がぴったりだー。
ついでに「油菜(ヤウチョイ)」も追加。
これは、季節の茹でたて野菜に、オイスターソースなどでつくったソースをかけたもの。
野菜不足になりがちな旅行中は助かる定番メニュー。
■ ピータン粥(210円)
近所の食堂で朝ゴハン。
テーブルには黒酢と中国醤油がおいてあり、好みでかける。
黒酢はサッパリするし、中国醤油は独特の風味が味わえる!
中国のお粥は、米から煮るのでどろっとして糊状なのが特徴。
ちなみに、店の前では忙しい朝用にテイクアウトをやっていた。
■ 焼豚定食(300円)
香港には、焼豚や焼アヒルなどだけを売るロースト専門店がある。
ウインドウには飴色に焼けたそれらがズラッとぶら下がっていて、
好みの分量を売ってもらえるらしい。
私は五香粉や八角の香りにつられて、イートインコーナーで定食を食べた。
ごはんとチャーシュウだけなんだけどたまらんわー。

■ 土鍋炊きごはん(470円)、レタス油菜(180円)
小さな土鍋に具を乗せて炊きあげる、合わせ中国醤油風味のゴハンがあるという。
しかも冬限定! なんて美味しそうなんだ…米好きなら、食べとくでしょ!
相変わらずメニューが全くわからない(英語もまったく通じない)ので、
適当に頼む。
ほかの席の人が食べてれば指さして「あれと同じヤツください」と言えるのに、
時間が早すぎて一番乗りだった……いざ勝負っ!!


が、思いっきり敗北。
苦手な腸詰めが、どかーんと乗ったヤツが来ちゃったよ…。
固くてかみ切れないし、脂っこい。ハサミで切ってくれるんだけどね。
ゴハン自体の味付けは、かなり美味しいので惜しい!お焦げも美味い!
くくー、リベンジしたいな〜。
ちなみに、隣の席の人が後から頼んだ「鶏モモとネギ乗せ炊き込みごはん」が
めっちゃ美味しそうでした。むきー!!

ただ、レタスの油菜はシャキシャキ&アツアツ!
まさにゆでたてで、甘辛いタレにからめるといくらでも食べられるぞー。

■牛のすね肉煮込みと青菜のせごはん(400円)
ぶらぶらと裏道を歩いていたら、良さげな安食堂の前を通りかかる。
白い作業着で汗をかきかき中華鍋をふるおっちゃんと、
湯気の立つお皿を持って走り回る太ったオバちゃん。
むむっ、ここは美味しいのでは?と、現地人100%の店内へ。
メニューがまったくわからないので、
最近覚えた「牛(月南/これで一文字)=牛のアキレス腱」という言葉を
頼りにオーダーする。
メニュー名には「飯」「菜」とついていたので、たぶん一皿系のハズ。
これが、かなりのアタリ!
オイスターソース風味にとろとろ煮込まれた牛アキレス腱と、
小さめのターサイのような青菜を絡めてごはんにのせてある。
すごいボリューム&美味しいよー。サッパリしたスープもついてます。
■ 水餃子(280円)
ワンタンと水餃子の専門店。
ワンタンを頼んだら、ものすごく皮の厚いものがきて驚く。
「香港のワンタンは水餃子みたいだなー」と思いつつ食べるが、
もちもちした食感がなかなか良い! 黒酢で食べるのも新鮮だ。
でっかいのが5個も入っているので、アッという間にオナカ一杯。
「ふー」とため息をついてたら、私が食べていたのはワンタンではなく
隣の席の人が頼んだはずの水餃子だったことが判明した。ええっ?
早く言ってくれよー!と思いつつ、オナカ一杯でワンタンは食べられず。
■ ありえない朝食セットその1(400円)
早い時間のフライトだったので、空港で朝食。
みんなが食べているのは…なんか、ものすごいセットなんですけど!!
「お粥だけで良いのになー」と思いつつ、あまりにすごいので頼んでしまった。
なんと「チャーハン(or焼きそば)+お粥+ミルクコーヒー」の、
炭水化物かぶりまくりセット。ありえなーい。
お粥はスープ扱いなのかな?それにしてもミルクコーヒーも合わないぞ(笑)。
■ ありえない朝食セットその2
空港のチェーン店で食べた朝食用ピータン粥+おこわ。
これも余裕で炭水化物かぶり。しかもピータン粥はどんぶりいっぱいだ!!
竹の皮に包まれたもち米のおこわは、鶏肉としいたけが入っていて美味。
ただし、オナカいっぱいじゃなければね〜。

■ 飲茶(海老巻き、蟹焼売、大根もちなどなど)
香港といえば飲茶でしょ!というわけで、はりきってレストランへ。
高級なお店もたくさんあるみたいだったけど、
お金もない庶民派な私は「倫敦飯店」へ。
あまり観光客もおらず、基本は相席なのでまわりはみんな香港人。
客席をめぐるワゴンを呼び止めて、中を見せてもらって好きなのを選ぶ。
そのほか炒め物などを扱っているカウンターなどもあり、
そこで好みの組み合わせを注文してもいいみたい。


好きなお茶をポットでもらえるシステムで、私はプーアール茶を頼む。
まずは「鮮蝦腸粉(米で出来た薄い膜に、プリプリの海老をはさんで
蒸したもの)」や「蟹焼売(黄色い皮は、卵黄の色。蟹ミソがトッピング)」。
んまーい! やっぱアツアツは良いねえ。辛子をたっぷりつけて食べる。


もぐもぐ食べていると、ふと熱い視線を感じた。
「?」と横を見ると隣の席の家族連れが「こっちへ来い」と手招きしている。
おばあちゃん、お父さん、お母さん、小学生の娘と息子みたいな5人家族?
どうも一人で飲茶を食べる私をかわいそうがって呼んでくれたらしい。
日本で言う「すき焼き専門店で、ひとりすき焼きをつつく外人観光客」の図か。
彼らは英語がまったく話せないに関わらず、一緒にテーブルを囲む。
「コレ食べなさい」「あれ食べなさい」と世話をやいてくれ、
ジェスチャーやら筆談やらで会話をした。いやー、なんとかなるもんだね。
「中国系の人々は外人に冷たい」という印象があっただけに意外。


やっぱりひとりでは頼める種類に限度があるけど、
彼らのおかげでいろんなものを食べさせてもらった。しかも全オゴリ!!
楽しかったし美味しかったし、有り難いゴハンだったな〜。
チョウさん、ごちそうさまでした!

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