【2008.1.28MON〜2.10SUN】大久保「延吉香」、中野「川二郎」「ブリック」、八広「丸好酒場」、四つ木「ゑびす」、佃「もん吉」「肉のたかさご」、下北沢「七草」、新井薬師「やっちゃん」、江古田「甲子」「三東餃子本舗」「おにぎりやぐら」

ごぶさたしてまーす。
飲み食いに忙しくて更新できず。2週間ぶんなので超長いです。
そして、ものすごい肉食週間(いつも?)!! 


28日(月)
先日の野毛呑みで感動した延辺料理の羊串焼き肉。
「あ〜、あれもう一度食べたいなあ…」とムラムラしていると、
食の趣味が合いすぎるSちゃんから「行きたい!」とリクエスト。さすが!
大久保周辺にも店が何軒かあるのは知っていたので、新大久保「延吉香」へゴゴー!


このあたりには「金達来」など同じような延辺料理の店がチラホラある。
でも「延吉香」が一番好みっぽい規模とメニュー構成(ほかのお店はキレイすぎる!)だった。
店内もええ感じのローカル加減で、店員さんは余裕で日本語が通じません。笑
(メニューも中国語なので質問したいのに、注文をとる男子は絶望的に言葉が通じない!
そこで、奥からちょこっと話せる姉さんが登場。
「えーと、パクチーのサラダ…パクチーはタイ語か?中国語で何だっけ?シャンツァイ?
あー、シャンツァイの、サラダのー…」って、結局「アー、コウサイネ」でした。
そうだよね…香菜=コウサイじゃんねえ。あはは。て、それ日本語読みですから!)
でもまあ、とりあえず生ビール。はい、カンパーイ!


お肉は、羊肉いろいろ、豚内臓いろいろ。
「じゃあふたりでコレとコレとコレと…全部で10本ください」と言うと、
「ふたりで10本は少ナイネ。あっちのテーブルは3人で40本食べてるヨ」とか、
個人情報保護的には完全NGなセールストークをされたので「じゃあ20本で」と秒殺。


自分のテーブルにあるカンテキに串肉を並べてジュージュージュー。おお、楽しー。
焼けたら、クミンなどがごっちゃりミックスされたスパイスにつけていただきます。
うううーん、かなり好みに美味しいんですけども!!
スイマセーン、マッコリボトルと瓶ビール(ビールでマッコリを割って飲みます)!


「これ、気になるわあ」というわけで、じゃがいものチヂミ。
大根もちのような、じゃがいものパンケーキのような…歯ごたえがモチモチ。タレ旨い。
シャンツァイサラダは定番物なのかなー。たしかに肉に合うわあ。超辛いけど。


シメは「生地を押し出してつくる自家製麺」という情報をネットで見て気になっていたので、
(でもメニューには、そんなナイスな情報がまったく載っていない。
いや、載っているのかもしれないが中国語でわからん。笑)冷麺をいただきまーす。


すると、このこんもりした盛りっぷりな冷麺登場!
おおぅ。麺がしこしこむにむに。ウマー!
でもスープがビックリするくらい酸っぱいよ。私はわりと好みだけどね。


29日(火)

シゴト後、Sくんと吉祥寺「バル・デ・カンテ」へ。
たしか去年にできたガード下のスペインバルですね。
(この店ができる前にあったショボイ居酒屋は、行くたびに停電して面白かったけどな〜)
オープン当初に来たときはオペレーションがめちゃくちゃで、
「そのうち慣れたら来よう」と思って以来の来店。


一品ずつの価格設定も500円前後とバルっぽくお手ごろ。
でも同様に1品500円均一で近所の「リゴレット」のCP感には負けてるかな〜。
写真は、スペイン風モツ煮込み(これは980円)、アボカドのフリット。


30日(水)
Rくんと中野で飲酒。
まずは鰻串の「川二郎」へゴーゴー!
2年ぶりくらいに来たけど、最後の2席が空いててラッキー。
パリッと白衣の若旦那に「ビールと、ひととおりください」とお願いします。
そして冷えたラガーでカンパーイ!


串巻き、ヒレ、キモ、エリ、八幡巻きの5本で「ひととおり」。
うううーん、どれもこれも美味しいわあ。脂がノリノリ。キモもホロ苦くてステキ。
鰻でごぼうを巻いた八幡巻きも絶妙ですわね。そして何より秘伝のタレ!!!
キャベツの漬物と、追加で頼んだ骨(カリカリに揚げて塩味)をつまみつつビール。


「もうちょっと食べたいねー」ということで、
ひととおりに入っていなかった白焼きっぽいのなど追加鰻串2本、しいたけ、
銀杏、ししとうも焼いてもらう。お酒は「新政」をコップでいただきまーす。
白焼きは、にんにく醤油で食べると美味しいなあ。
そういえばココは甲類焼酎がキンミヤなのですが、なんとストレートのみ。
以前、大将が「ウチは割ってなんて呑ませねえよ」と常連さんらしき人に言っているのを見て、
「あー、頼まなくて良かった」と思ったのでした。そんなの撃沈間違いなしだよ!笑


それから、T珍の日記を見て「うわー、久々に行きたい!」と思った、
トリスバー「ブリック」へ。ここも子供の頃からあるなあ(実は、中野が実家なのです)。
いつ来ても変わらない昭和の空間。


ええ感じの階段で2階に上がってカウンターに座り、
真っ白なジャケットに蝶ネクタイのバーテンさんにお酒をつくってもらう。
ココに来たら、そりゃもうハイボールでしょ!


お通しは松の実とキスチョコ。おつまみは、ちくわ、プレーンオムレツ。
オムレツは清く正しい感じで、ふわとろ〜。付け合せのマカロニサラダも好き。
次は「ピザトーストって書いてあるのに、ポテサラがのったトーストが出てくる」
とウワサのピザトーストを頼んでみたい。笑


ハイボールは好きなウイスキーを選べるのでいろいろと試してみたが、
やはりトリスウイスキーでつくったのが一番パンチがあってしっくりくる。
トリスハイボールだけレモンの皮が一片浮いてくるのが、こだわりの表れなのかしらね〜。
わんこハイボール状態でカパカパと飲み干すRくんを見つつ、
私はうっかり酔っぱらってしまい強烈な眠気が…うわ〜悔しい!
というわけで、終電前には店を後にするという非常に珍しい夜でございました。


31日(木)
夜は自宅で晩酌。
れんこんのキンピラ、ブリ刺し、いただきものの岡山の純米酒「竹林」を熱燗で。


家で刺身を食べるときは、ついヅケにして薬味和えにしたり、
ナンプラー+レモンや、塩+オリーブオイルで…とアレンジしたくなってしまうのですが、
たまにはマットーにいただきますかね、とわさび&柚子胡椒+しょうゆ。


それに菜の花のポテトサラダ。


いつも玉ねぎは生だけど、某レシピを見てオリーブオイルで炒めてから入れてみたら、
ものすごく甘くておいしい。
最後に刻んだクコの実を散らすとキレイで美容にもいいやねー。


1日(金)
ジュンバ・ラヒリ(どの作品も素晴らしいうえに、本人もものすごい美人。
ピピロッティ・リストといい、実力があるうえに見た目も美しいアーティストは大好きだ)の
原作を読んで以来、ずーっと観たかった映画『その名にちなんで』を観に行く。
っていうか公開は今週一杯でした。あぶなー!!


原作を読んでから見た映画は、どうしても物足りなさを感じてしまいがちですが、
この作品に限ってはかなり満足だったな〜。
もちろん時間の制限があるので大幅にエピソードが削られたりはしているのですが、
原作への敬意が伝わるていねいなつくりかた。
例えば、原作で印象的だった海のシーンは、文章が持つ美しい状況描写には適わないけど、
眩しいほど鮮やかな原色のビジュアルや、豊かな音楽効果などは原作では得られない感動。
(なんと音楽担当はニティン・ソーニー!)
まさに原作と映画がお互いに補完しあうようなスバラシイ関係だったように思います。
ぜひ両方楽しむべき!


お昼は久々にお弁当。
菜の花とイカの梅和え、れんこんキンピラ、長ねぎ入りだし巻き、白いごはん。


梅和えは、叩いた梅干にしょうゆとごま油を混ぜたもので、
さっとゆでたイカと菜の花を和えるだけ。おいしいよー。
梅干もふりかけものせない白いごはんのお弁当って、なんか新鮮だな。


2日(土)
夕方4時半に京成八広駅へ。
念願の「丸好酒場」へYちゃんに連れて行ってもらうのです〜。わ〜い。


この店はレバ刺しの名店と聞いて、昨年にも一度来てみたことがある。
…が、なんと悲しきかな定休日(ちなみに月・火)!!!涙
屋外にある男性用トイレ(ものすごいバラックにある)だけ見学して帰ったような…
「でもいつかリベンジしたいわあ」と思っていたのがやっと実現いたしました。
もー、この表の看板だけで一杯呑めるわ!「どぜう丸鍋たまご入り」って…ハアハア。


4時開店なのに、店はもうほとんど一杯。
ムリに詰めてもらって、なんとカウンターど真ん中を2席空けていただきました。わーい。
なぜど真ん中がいいかというと、
ここは店のオバちゃんが作業するところをかぶりつきで見られるアリーナ席なのです!


まずは焼酎ハイボールでカンパーイ。んまーい。
ハツ刺しをお願いすると、おもむろにオバちゃんが出してきたのは、
きれいに掃除された巨大なハツ(心臓)のかたまり!ひょえー!


それを見るからに良く切れる包丁でシュッシュッとサクに切り出していき、
まわりの皮をうすくそいで刺身のかたちにしてくれる。
辛いしょうが醤油タレでいただけば、ものすごいエッジの刺身っぷりに感激!


そして、お目当てのレバ刺し〜。
「一皿はたれ、もう一皿は塩でちょうだい」とYちゃんがお願いすると、
これまた巨大なレバーのかたまりからサクどりし、厚めのブロック状に切ってくれる。
それを2皿に分けて、ひとつには塩とごま油。ひとつには辛いたれ。
あー、素晴らしい角切り。きめ細かい舌触り。もう一杯ハイボール!!!


「この店に来たら、ニラ玉も食べないと」というわけでオバちゃんに頼むと、
年季の入った中華鍋に大目の油を入れて熱し始める。
煙がもうもうとしてきたらニラをジャッと入れて30秒ほど放っておき、
ざざっと炒めたら溶き卵をジュワワー&ぐるぐるっとかき混ぜて半熟でお皿にうつす。
最後に辛いたれをかけて「ハイ、できたわよ」…って、賞味2分くらいで完成〜。


うーん、素晴らしい手際ですね。
まさに、このメニューを何十年も毎晩ここでつくってきたんだろうな。
卵はふわふわで、とってもおいしかったです。


カウンターの端でぐつぐつと煮えるのが、大鉄鍋に入ったモツ煮込み。
むむむ、なんてフォトジェニックなのかしら!


これはもう、いっとくでしょ…と食べてみてまた仰天。すばらしい脂のつきっぷり。
食べるとクニャトロ〜ととろけますわよ。
えええー!これ、かなりレベルが高いんですけども!
Yちゃんも「いつもレバ刺しに夢中で、もつ煮まで目が行ってなかった」だそうです。


けっこうこの店だけでも満足気味とはいえ、
今日は四ツ木「ゑびす」にて行われる飲み会がメインなのです。
魚を中心にしたメニューが260種というウワサのこのお店ですが、久々の再訪。
相変わらずスバラシイ、圧巻の長紺のれん!


お座敷に13人くらいで陣取り、まずは刺し盛り〜。きゃ〜。
ナガラミ(という貝)、みょうが千切り、白子、岩海苔などをつまみつつ、
周囲の人たちとまったりトーク。湯がいた白子が濃くてええわあ。
なんか他にも出ていたような気はするが、さすがにお腹一杯で放置プレイ。


でもあんこう鍋(あん肝もたっぷり!)はつつきつつ、美しいシメサバッ。
あー、この冬はあと何回くらい鍋を食べられるかなあ〜。


レモン入りの焼酎ハイボールを大ジョッキで呑み、
セクシーダイナマイツなKIちゃんにセクハラ。
明日は日曜だというのに仕事なため、珍しく二次会には参加せず。


3日(日)
昼間は世田谷で仕事。
日曜とはいえレシピ撮影だからまあいいかー。
しかし、キャベツは本当においしいなあ。


午後には自宅へ帰り、今夜の牡蠣パーティーの準備。
なんと友人のMちゃんが実家(岡山)から名産の牡蠣を送ってくれたのです。ビバ日生!
送り主のMちゃん、Yちゃん、Mちゃんの友人のMKちゃんの3名をお招きして、
今夜は牡蠣!牡蠣!牡蠣!!!!
しまったー、料理の写真撮り忘れた…。コチラはあらかた食べ終わった後の余り牡蠣。


トロ箱一杯に入った殻つきの牡蠣30〜40個、プリプリの生むき牡蠣×2袋…
それらを、まずは「生牡蠣」(オイスターバーで出る基本の塩+レモン、
ワインビネガー、ケチャップはもちろん、醤油、自家製ポン酢、ごま油+塩、
柚子こしょう、ナンプラーなど、好みの味付けでいただきます。みょうがとシソもたっぷり)。
それに、コンロで網焼きにした「焼き牡蠣」。
Yちゃんがつくってくれた「牡蠣とにんにくの芽のオイスターソース炒め」、
シメは、鍋で炊き上げる我ながら激美味の「牡蠣めし」!本当に牡蠣がプリプリ。涙
ひとりで白ワインを1本あけてしまうくらいには美味しかったわ〜。
ああ、満足。Mちゃんありがとうね。またやろう!


4日(月)
昼間は佃&月島で仕事。
そのついでに、このあたりをフラフラと散歩することにした。いい天気だしねー。


「まずは名物のレバーフライでも買い食いして缶ビールを飲むか」(仕事中!汗)と思うが、
目当ての「マミイ」は3時からの営業でした。ガガーン。


でもまあ、看板がかわいいから許します…。涙
有名な「ひさご屋阿部」もこの日に限って(第一月曜)お休みって悲しすぎ。


トボトボと歩きながら目の端に入ったのが、「肉」という看板の文字。
「むむむ…なにか匂うわ!」と近づいてみるとそこは…
「あー!ここ、『肉のたかさご』じゃん!」。

以前から「おいしい焼き豚を売っている肉屋さん」との情報はつかんでいて、
「佃か〜。でも遠いなあ」と思っていた店だったのです。おお、すっかり忘れてたよ。
しっかし、この看板の「やき豚めし」というフォント(?)にメロメロなんですけど。


「焼豚めし」は、ごはんの上に焼豚と煮玉子などをのせたものでした。萌えー!!
さらに自分で好みのものをとる揚げ物コーナーの「焼き豚コロッケ」ってのにも悶絶。
ああ、うらやましいぞ、近所のサラリーマン。


でもまあとりあえず、持ち帰り用の焼き豚を…と思ったら、
そこに黒々とした煮玉子(3個入り)も発見。きゃー。
そのとたん、今日これからヤボ用でちらりと会うYちゃん(3日連続。笑)を思い出し、
「これは買っていかなきゃね〜」と2セット(焼き豚+煮たまご)購入。ホクホク。


さすがにお腹がすいてきたものの、適当な店に入るのもくやしい。
「月島といえば…もんじゃかー。そういえば、もんじゃって何年も食べてないかも」と、
路地にあるもんじゃ屋「もん吉」に入ってみることにしました。


まずは瓶ビールを呑みつつ、「えーと、ねぎもんじゃください」「はーい」。
ジュージュージュージュージュー。
…………。
ううううーん。あんまり美味しく感じないなあ。


コレってひとりだから?
でも私、焼肉とかフレンチとかは一人でも全く大丈夫なんだけど???
そう、そしてこの「美味しくなさ」の理由は、この日の夜に判明するのでした。
待て次号!(?)


会社に戻ってお仕事し、夕方にはYちゃんに焼き豚を渡して帰宅。
冷蔵庫に昨日の殻付き牡蠣が残っていたので、
コンロに焼き網をのせて、台所でビールを立ち呑みしつつ一人焼き牡蠣〜。
焼き上がりに醤油バターで、ああ旨すぎ!幸せ!


と、ここで昼間の「一人もんじゃ」が、
なぜ美味しいと感じなかったかの理由がわかりました。
それはつまり、私が本来、もんじゃを「美味しいものだと思っていない」のですね。
牡蠣やフレンチや焼肉は私にとって「デフォルトで美味しい」ものなので、
一人でも食べたい。
ただ、私にとってのもんじゃ焼きは、
「誰かとつつきあって食べるなら美味しい」と感じるものだったのです。
実際にこれまで何度か食べたときには、
もんじゃを「美味しくない」なんて思いもしなかった。
それは、その場が楽しかったからなんだろうなあ。
ただ、今日の昼間は「美味しいとも思わないものを、わざわざ食べている」
という状況になっており、それが違和感だったのだと思う。
(もちろん「もんじゃ=美味しくない」は、あくまで個人的な嗜好の例です)
だからこそ、「誰かと一緒に食べる」って本当にすごいことなんだなーと、
一人感動した夜でございました。
みんな、いつも美味しさを何倍にもしてくれてありがとうね。感謝。


牡蠣のほかには、今日買った「肉のたかさご」の焼豚と煮玉子。
想像通り、やわらかくてしっとりしたお肉に激美味の甘辛タレ…
そして味が染みまくりの煮玉子!!


たっぷりのサラダ菜に、きゅうり、白髪ネギと一緒に巻いていただきまーす。
これは焼酎でしょ!!!と、芋焼酎を延々とロックで呑んだくれて大満足。


あ、それと本日の入手品。
いつもお仕事をお願いしているライターさん(←美人酒好き人妻)にいただいた、
「実家(宮崎)の母が漬けている無農薬梅の梅干なんです。焼酎にでもいれてください」
という、めちゃ美味しそうな梅干。


わーいわーい。本当に、いただき物人生で恐縮です。
(実際食べてみたら、甘ったるくなくてスバラシイ!!)


月島の商店街を歩いていたら通りかかった魚屋の店頭で売っていた「あみの佃煮」(300円)。


「これください」とおばあちゃんに言うと、
「うちでつくってるからねえ。無添加で美味しいわよぉ〜」と、
本当に美味しそうな笑顔と言い方で手渡してくれたので楽しみだわ。
「今月一杯」という岩海苔の佃煮も買えばよかったかな…ブツブツ。


5日(火)
昨日から仕込んでいた「牛すね肉の赤ワイン煮込み」で夜ごはん。
すね肉が半額だった&600円の赤ワインが1本余っていたのでつくってみたのです。


別のお酒を呑みながら煮込んでいたためホロ酔いとなり、
「このワイン、残してももう呑まないよなー」と思いつく。
そこで、煮込んでる最中に残り全部ドボドボと入れてしまいました…ひょえー。
でも意外にそれが良かったらしく、適当分量でもおいしくできてホッ。
にんじんとサーモンとオリーブのサラダ、バゲット、
赤ワイン(ミケーレ・キャルロのハーフボトル。呑みすぎ防止!笑)。
ちなみにうちのワイングラスは、赤白用共リーデルの柄がないやつ
コレならどんなに酔っぱらってても倒して泣くことがない!
(いったい、何度気持ちがいいときに柄をひっかけて半泣きしたことか…)
意外に値段もお手ごろだしオススメです。

一応、赤ワイン煮込みのざっくりした作り方は下記のとおり。
超カンタン(自己流だからさ。笑)なので、よければつくってみてねー。
1)すね肉を赤ワインとローリエに一晩漬け込む。
2)肉の水気をきって塩こしょうし、フライパンで表面を焼きつける(肉汁をとじこ める)。
3)2)を厚手の鍋に移す。同じフライパンで1)の漬け汁を沸かし、肉の鍋に投 入。
4)同じフライパンにバターをとかし、みじん切りの玉ねぎ、セロリ、にんじんを軽
くソテーする。
5)4)、トマト缶も鍋に加えて弱火でひたすら煮込みまくり、塩こしょうで味をととのえる。
私は冷凍庫にゆでいんげん豆が残っていたので、それも放り込みました。
仕上げに好みで生クリームをチラリとかけるとコクもカロリーもアップ!汗
なくても十分に美味しいです。


6日(水)
Rくんのお誕生日祝いで、1年ぶりくらいに下北沢「七草」へ。
「ハナコさんは濃いものばかり食べている」という誤解(?)をとくため、
野菜・豆料理の美味しいこのお店をセレクトしてみましたわん。


一軒家の入り口を入ると水仙が飾られている。
余計なBGMもないし、相変わらず凛とした雰囲気でいいなあ。
まずはビールでカンパーイ。お誕生日おめでとー

お料理はお任せの5000円コース。


まずは、金時人参のすりながし。


渋いオレンジ色が美しいわねー。一口いただくと人参の甘さがじんわりひろがります。
まさに五臓六腑に染み渡る!


リーキの胡麻和えマスタード添え、蓮根もちのあんかけ。


胡麻和えの歯ごたえシャキシャキ!蓮根はモチモチ。あんかけダシが薄味でしみじみ美味しい。
胡麻にマスタードって、初めてだなあ。


あっという間にビールを飲み干したので日本酒をいただきます。
おちょこは、好きなものを選べる。わーい。


(結局、最終的にはメニューにあるお酒3種全部を呑む。
この店って、いわゆる酒がすすむタイプの料理じゃないのにねえ。笑)


菊芋、蓮根、くわいの素揚げ。柚子巻き大根、ふきのとう味噌+くるみ、菜の花。
うわー、一足早い春ですね。
熱々の菊芋が、異常にきめこまかくてねっとりした舌触り…なにこれー。旨すぎ!!


爽やかな甘酸っぱさのゆず巻き大根、ほろ苦いふきのとう。大人になって良かった!
干し柿と生麩の白和えは、まるでクリームチーズのように濃厚。
白和えに干し柿って初めて食べたわ。っていうかワイン呑みたいぜ!!


野菜の味が超濃いグリーンカールと白菜のおひたしも、
まさに「ていねいにとったダシと野菜の味が命」って感じの薄味。
「野菜って本当に美味しいわねえ」とじんわりしちゃいます。


この店が心憎いのは、野菜+薄味責めの最後に豚角煮が出てくるところ(これは定番)。
しかも、これが超〜おいしいのよ。トロントロン。たまらん。
むちむちの大豆と一緒に炊いてあり、絶妙な濃厚さ…って、やはり濃いもの好き。笑


シメは緑豆ごはん、白味噌の味噌汁、香のもの。
ああ、豆好きにはたまらんこのご飯…。味噌汁も品のいい甘みで新鮮だな。
デザートは、寒天に豆腐を入れ込んだもの。


ここの主人(ちなみに女性ふたりでやっている)が、
以前に修行をしていた江戸料理「なべ家」の定番メニューですね。
400年前のデザート!
「なべ家」で食べたのは、角切りで豆腐が入っていたけど、
ここは丸くくりぬいてあるのがかわいらしい。


「あー、おいしかったねえ」と言いつつ、パラパラと雪が降る中を駅へ向かう。
でもまだ時間は10時前。
これで帰るわけはなく、「熱燗でも呑んであったまりますか!」と適当な焼き鳥屋へ。
細いのに大食貫&大酒呑みのRくんもまだ食べたりなかったと見えて、
焼き鳥ほかもろもろと1軒目の勢いで頼みまくる。あはは。


久々にくじらベーコンを食べたら、「あー、これで酒を呑まなきゃ何を呑む!」と悶絶。
結局、終電まで大徳利を7〜8本呑んだくれて帰宅。
Rくん、お誕生日おめでとう〜。ステキな三十路になるといいね!


7日(木)
仕事後、自宅で晩酌。
砂肝とにんにくの芽の塩炒め、ゆで青梗菜とニラのXO醤だれ、芋焼酎お湯割。


有元葉子さんレシピのXO醤だれは、いつもつくりおきしてあるもので、
何に(ゆで肉、蒸し野菜、豆腐…)かけても「一手間かけた感」が出る優れもの。
しょうが、にんにく、長ねぎのみじん切り、酢、XO醤、ごま油、醤油、
唐辛子を「混ぜるだけ」ってのがスバラシイ。


なぜか家にある『恋人たちの予感』(ラブコメの名作!!)のDVDを数年ぶりに観ていたら、
「Let's Call the Whole Thing Off」が流れるシーンが出てきてびっくり。こんなシーンあった??
というのもちょうどこのDVDを観る直前に、
エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロングのデュエットverを聞いていて、
一緒に絶唱していたからです。すごい偶然や〜。
「君はトマトと発音して、僕はトメィトと発音する、君はポティトで僕はポテート…」と、
延々と食べ物の名前で発音の違いを比べていて、
「Let's Call the Whole Thing Off=人それぞれだから言い争いはやめようよ(という意味らしい)」
とシメるかわいい歌。
日本で言えば「君はマクドで、僕はマック…」みたいなもんかしらね。


8日(金)
前から気になっていたのが新井薬師の「やっちゃん」。
光り輝くモツ刺しが絶品らしい…。
ふと先日思い出して、レバ刺し女王のSちゃんを誘ってみましたー。


中野駅からタクシーに乗り、「えーと、新青梅街道を曲がって〜」と、
かなり本格的な住宅街へ入ったところにポツンとその店はあった。
引き戸を開けるとすぐ脇にショーケースがあり、
美しすぎる生肉ブロックがごろごろと!キャー!!名店の予感!!
先に来ていたSちゃんは、やはりショーケースの肉を見たらしくいきなり満面の笑み。
(瞳孔開きそうなくらい肉を凝視したらしい。笑)


まずはエビスの大瓶でカンパーイ!!
メモ帳に自分でオーダーを書くシステムなので、メニューを熟読後リストアップ。
そして、最初に来たのはレバ刺し。タレは、ごま油+塩、しょうが醤油、にんにく醤油。


……パクッ………くーーーーーー甘い〜〜〜〜。
キター!!!って感じのきめ細かさにねっとり感。スバラシイ。
Sちゃんと話し合った結果、やはり不動の一位は押上「まるい」だけれども、
これもかなりイイとこまで食い込んできているわね!との結論に(誰なんだ私たち。笑)。


そして、出ました刺し盛り(1200円)!これで1人前!
きゃ〜〜〜〜美しい〜〜〜!!
まさに…これは…7色に輝く肉の宝石箱や〜!!


と、すっかり彦麻呂化するのもいたしかたない素晴らしさ。
ガツとセンマイも、信じられないくらいフレッシュで「スゲー!」って感じ。
そしてそして、めくるめく牛刺しいろいろ。
部位は忘れたけど、全部が「もうどうにでもして!」と全面降伏なクオリティですわ。
赤身肉の味の濃さはもちろん、
霜降り部位は噛むごとに甘い脂が溶けて赤身部分の肉味と混ざり合います…ぎゃ〜。
歯にむっちょむっちょとからみつく、自家製らしき極厚(焼き豚並み)適塩生ハムも最高。
ふたりで向かい合い、一口食べるごとに恍惚の表情でクネクネしておりました。
ほとんど肉と性行為しているみたいですわね。笑


これで焼酎を呑まずに何を呑む!!!と芋焼酎「泉の誉」(600円)。
すばらしいのは、1杯頼むと焼酎がとっくりに入ってきて、氷と水が別につくこと。


なんて酒好きの気持ちをわかってくれるお店なのかしら〜。感動。
そして、やはり「肉には焼酎よね」と感動する相性の良さ。
Sちゃんは焼酎を呑めないので、
「私(ハナコ)もチェイサーで飲むし」とチリ産の赤ワインを1本。
私は焼酎メインで赤ワインをチェイサー、Sちゃんは赤ワインメインでビールがチェイサー。笑
「すいませーん、じゃあ大瓶もう1本」と冷えたビールも追加してさあ、呑むぞ、食べるぞ!


串モノはホルモン串(シマ腸)、カシラ串、生子袋串。
ホルモン串は、半生状態?そんなのアリ?って感じのクニャトロ感。うわお。


生子袋串(「子袋刺し」と書いてあってもゆがいてあるものが多い中、
本当にコレは「生」を串焼きにしたもの。すごいゼータク!)なんて、
まさに感動もののコリコリっぷり。あー、あたしコレ大好きだわ…うっとり。
興奮のあまり写真撮り忘れた。


刺し盛りだけで一晩呑めそうな勢いながら、煮物盛り合わせ(1200円)。
牛テール、アキレス腱、ハチノス、タンと、
にんじん、じゃがいも、にんにくまるごと、トマト、こんにゃくなどを一緒に煮たもの。


トマトが入っているのに、けしてトマト味じゃないところがいいねー。
そして、牛テールはとろとろ…ハアハア。うまい…うますぎるぜ…。涙
すいませーん、ビールと焼酎もう1本!


本日のフィナーレは、コチラがシメます。
それは…生肉寿司!あはははー。ええのか、こんなものつくって!


この店のことを事前に調べていたSちゃん情報で、
「生肉の寿司っていうのが雑誌に載ってて…それが忘れられないの」だそうでして。
「あのー、つかぬことを伺いますが、生肉のお寿司ってあるんですか?」
と聞いてみたら、「え?あー、ありますよ。メニューには載せてませんけど」とのこと。
しかもベストな生肉がないと出せないらしいが、
今日は出せるとのことで入店時にキープしておいたのです。ぐふふふ〜。
大将も「お姉さんたちキレイだから、いいとこにぎっておいたよ」って、
んまー、やはり美女と一緒に来るといいことあるわね!
そりゃもう合コンではけして見せないスペシャルスマイルでお礼を言うというものです。
Sちゃん、グッジョブ!!!
そしてお味は……まさに気絶&昇天。夢に見そうな美味しさでございました。


結論。肉好きなら絶対に来るべき名店!!!
しかもお会計はコレだけのものを飲み食いしてふたりで13000円ってありえなーい!
まだまだ気になるメニュー(豚足、テールスープ、リードヴォーの串焼き…)があるので、
私も再訪間違いなしです。


それから「新井薬師といえば!」とおなじみのバー「日登美」へゴゴー!
タクシーでぶいっと乗り付けて、マスターにご挨拶しつつオススメをつくっていただく。
Sちゃんには生ザクロのカクテル、私はフローズンいちごのカクテル。


あああー、やっぱり美味しいわあ。ステキ。
しかしここで、実は40度の高熱病み上がりのSちゃんが撃沈。
病み上がり(とは思えない飲み食いっぷりですが。笑)を連れまわしてゴメンよ〜。
私だけもう1杯呑んで、終電で帰宅。


9日(土)
Mちゃんからの「さつまいもが残っているんだけど、どうすればいい〜?」という問いに、
「さつまいもごはんにしたら?」なんて答えていたら、自分が食べたくなってしまった。
金時いもを買ってきて、さっそくいもごはんづくり。


普通に水加減して酒、塩少々を加え、水にさらしたさつまいもをのせて炊くだけ。
ごま塩をふって食べるとおいしいです。


フンパツして金時いもを買っただけあって、超ねっとりした芋が美味しい!!
おかずは、昨日の「やっちゃん」の持ち帰り牛テール煮物、五島列島のあおさの味噌汁。
久々に休肝日〜。


10日(日)

Lちゃん&T珍と江古田呑み。
江古田はLちゃんテリトリーなんですね。
コチラのほうへ来ることって、さすがにあまりないから楽しみ〜。
まずは5時半開店を店の前で待って蕎麦屋「甲子(きのえね)」へ。


蔵のような立派な建物に、ドドーンと大きな紺のれん。ステキー。
杉浦日向子さんも日芸の学生時代によくいらしていたらしいですわよ。


落ち着いた店内は、おばあちゃん家のような香りがする。
広めの店内には控えめな椿がいけてあり、おかみさんは割烹着!
そして、なぜかいきなり蕎麦茶とらくがんが運ばれてきました。珍しい〜。


ビールを頼むと「あら、お茶をいれてしまってごめんなさい」ですって。
いえいえ、いいんですよ。というわけでビールでカンパーイ。蕎麦味噌(100円!)、卵焼き。
熱々の卵焼きは、甘すぎなくてイイネエ。出し巻きっぽくはないんだけど。


飛竜頭は、箸をいれてみると、こんがりと揚がった皮がパリッパリ。おおー。
その中にはふわふわのくずし豆腐、野菜がたっぷり…


かつおの風味がすばらしいダシをしみこませながらいただくと、本当にウマー!
スイマセーン、日本酒(「澤の井」の大辛口のみ!)ください〜。


1時間くらい呑み、「じゃあ蕎麦いきますか」と3人で2人前のもりそば。
ここのは、1人前が2段になっているのですね。
ちょっと幅広でシャキッとした舌触りは、かなり好みだわー。


最後は蕎麦湯をいただいて、大満足。
値段も全般的に安いし、かなり「自宅の近くにあったら通う系」蕎麦屋さん。


お次は、山東省出身のママがやっているという「山東餃子本舗」へ。
Lちゃんが事前に予約を入れてくれていたようなのですが、
あっさり「忘れちゃったみたいで満席ナノヨー」ってさすが大陸!!笑


15分くらい待っていたら席が空いたので入店。
じゃあ、いきなり紹興酒いってみますかねー。カンパーイ。
「これ、サービスネ〜。さっきゴメンネー」ともやしナムルとキムチ。


まずは焼き餃子、水餃子。
この焼き餃子、まわりのパリパリがスバラシイわ〜。このパリパリだけで1杯飲めるよ。
「のこぎり山の餃子」と言いたくなるのもわかる!水餃子も、皮がもちもち〜。


青菜炒めはシャキシャキ、おすすめのエビマヨ&エビチリも海老プリプリ〜。
まさに家族でやっていそうな小さな店なのですが、
ずーっと満席だし、地元の人たちに愛されているのがよくわかる雰囲気。
「チャーハンもそれなりに美味しいよ」って、まさにそんな感じ。笑


一応、ショーロンポーも頼んでみたり。
スープはほとんど入ってなかったけど、それも許せるゆるさ。
ああ、紹興酒がすすむ〜。ボトルもう1本!


「食べた食べた〜」と店を出て、
以前にLちゃんの日記で見て気になっていたおにぎり屋「やぐら」へ。


この店構えと、ものすごい見本ショーケースだけでかなり萌え萌えですが、
なんとココは24時間営業&年中無休!
しかも店員さんは、かなり高齢のおじいちゃん&おばあちゃんのみ!ええっ!?
「どういうシフトでやってんのかなー」って、なんとなくそれ以前の問題のような気も。笑

近所のキャバクラのオネエサンが深夜に買いにきたりもしているらしい。
ちなみに写真は、おにぎり屋の隣にある飲み屋「江古田コンパ」。気になるわ…。


熱烈オススメは「焼きバター」とのことでいざ注文…と思ったら、
「もう焼きバターはない。あるのは●●●と●●と●●●と●●●だけ」って…
ええっ?こんなにメニューあるのに〜!?
Lちゃん曰く「あー、もう俺の注文つくった時点でめんどくさくなったんじゃない?」。
そ、そんな…ガーン。どんだけ自由なんだよ!わはは!
ちなみにコチラは、おつりに5円玉をくれる(ご縁がありますように、って)。
そんなにきめ細やかな心遣いがあっても、面倒くさいものは面倒くさいと。笑
受け取り台にある「ぶんちん」と書かれた包みもスゴー。


結局、Lちゃんの「筋子と焼きバター」と私が頼んだ4つをトレードしてもらい、
無事に焼きバターをゲット。うわーい。ホカホカ&醤油バターのいいにおい!
もちろんガマンできず、帰りの駅ホームで食っちゃいましたわよ。
ああ、魔のシメタン(=シメの炭水化物)。わかっちゃいるけどやめられへんわあ。汗
Lちゃん&T珍、どうもありがとうね〜。楽しかった&おいしかった!!

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